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平成28年4月14日21時26分、および平成28年4月16日午前1時25分に発生した震度7の地震により熊本は多大な被害を受けました。
この地震により、国の熊本港湾空港整備事務所から「日の出とともに熊本港の被害の確認に立ち会ってほしい」との要請を受け、熊本港を見回りました。
そこで、道路や駐車場のひび割れ、場所によっては穴が開いていたり、ひどいところでは1メートルぐらい段落ちしているところもありました。
元々が埋立地ということもあり地盤が軟弱で、岸壁の背後の臨港道路や駐車場などは液状化して利用できない状況でした。
熊本港の整備には、最初から携わっておりましたため、そのぶん思い入れも強く、その凄惨たる状況を見て愕然としました。

熊本港復旧活動

熊本港湾空港整備事務所から「4月21日までに岸壁につながる道路を応急復旧を」との要請があり、道路や河川の復旧についても同じような状況であったため、社員総出で21日までは、交代での24時間体制で復旧に当たりました。
地震のあと、飲料水や食料などの支援物資がすぐさま博多港、大分港、別府湊、八代港に到着し被災地に輸送されました。
熊本港にも22日に国の海洋環境整備船が2隻、給水のために入り、早朝から多くの市民や消防団に飲料水が提供されました。
飲料水が提供されて、まさに生き返ったような人々の顔をみて、復旧の苦労も報わる思いでした。